ABOUT余[yo]について
余[yo]は、日本人の髪質や頭皮と、日本の風土を前提に考えられた潔いヘアケア・シリーズです。
人工的な香りや艶を加えるのではなく、髪の土壌である頭皮のことを最初に考え、本来は必要のない要素を削ぎ落としました。強くて早い効果ではなく、じんわり優しく染み込んで、いつかあなたの髪と生活を整えること。
それが余[yo]の想いです。
ことの始まり
ヘアサロン 表参道アトリエの高柳潤氏とたかくら新産業の高倉健が、日々使っているインポート・シャンプーについて会話を交わした2015年ごろにこのプロジェクトはスタートしました。「決して悪くない。けれど、もっと良いものがあるのではないか?」。その違和感は、最終的に日本人の髪質と日本における水質の違いに行き着きます。そして、すべての行程と素材選びを日本国内でまかない、日本人に最も似つかわしいシャンプーをつくるという決断に至りました。
生成について
ケミカル・フリーで自然な製法を追求する美容薬理株式会社の金井誠一氏と共に進めた生産は二転三転しました。が、今までヘアケア製品を装飾してきた人工的な艶や香りを削ぎ落とし、頭皮と髪にとって本当に必要なものだけを丁寧に生成するという方法が採られました。即効性というより、ゆっくり身体に染み渡る遅効のシャンプー。日本人が毎日自然に食べるお出汁料理のように、派手さは少ないけれど正直で素直なヘアケア製品に辿り着いたと自負しています。
心も整える香り
余[yo]を使うことで、頭皮や髪とともに心も整うようにしたい。それが余[yo]の香り作りの出発点でした。天然のハーブと精油の専門家によるサポートを得て、自律神経に働きかけるとともに香りとしても心地よい、余[yo]の香りのラインナップは生まれました。余[yo]で使われている精油は、原料となる植物もオーガニックで栽培されたものを使用しています。農薬を使って栽培された原料にはない、植物本来の力強さと優しさを持った香りです。
差し出され方
余[yo]は、製品の差し出し方にもこだわりました。緻密につくったヘアケア製品だから、それが使い手の手元に届くまでのこともしっかり考えたいと思ったのです。コンセプターにBACH の幅允孝氏、アートディレクターにvillage®の長嶋りかこ氏を迎え、瀟洒なデザインをするのではなく〈余[yo]〉の姿勢が製品の佇まいに宿るよう工夫を重ねました。
サステナビリティ
余[yo]の製品作りにおいて、環境負荷をできる限り減らすことは最も優先度の高いテーマの一つです。ヘアケア製品に限らず、化粧品はその多くが水を原料としています。水から生まれた製品が、また水に戻っていくプロセスの中で「洗う」という行為はどうあるべきか。日々の生活の中で繰り返し行われるものだからこそ、未来を見据えた製品作りをしていきたい。それが、余[yo]の思いであり、環境負荷の低い製法と、生分解度の高い製品作りにこだわる理由です。
メンバー
高柳潤
omotesando atelier
金井誠一
美容薬理株式会社
幅允孝
BACH
長嶋りかこ
village®
高倉健
たかくら新産業